将来的に私が公開しているIRCのダイスボット類のライセンスを変更しようかと思っています。
どんな物にするかというと、言ってみればルールブックウエアとでもなるかな?
私の作成したダイスボット類を起動する場合には、プレイに該当するルールブックのうち最も基本になるルールブックを最低一冊は所有していなければなりません。
コミュニティーに常駐させる場合には、対応されている全てのルールブックを所持しているか、特定のゲームモードで起動するか、もしくは不要なゲームのゲーム設定部分を削除orコメントアウトしなくてはなりません。
この条項のみ、派生作品にも継承されます。
これを追加しようかと思うのです。
「プレイに該当するルールブックのうち~」とまだるっこしいのは、基本と上級あるTRPGなら基本ルールだけでOKで、D&Dみたいに基本がコア3冊あるものはPHBだけでOKってのを想定してるつもりです。
まぁ、DMGやMMだけの人は居ないと思うけどOKでいいや....くらいですか(笑
「派生作品にも~」というのは、基本が修正BSDライセンス(MITライセンスとほぼ同じ)なので、コードを改造して新しいボットを作るのが無制限だからです。それらのボット達にも、ルールブックが必要な条件は残りますよ~という意味ですね。
動機はシンプルです。
私の作っているボットは、ゲームプレイで煩雑になる部分をなるべく自動化してプレイを快適にしようと考えています。
一方で、それを進めると自分のプレイするTRPG製品をまったく買わずにいつまでもプレイする、言ってみればTRPGの只乗りみたいな人を後押ししてしまうことになりかねません。
また、みなさんはよくご存じかと思われますがソードワールドのレーティング表などは著作権許諾の規程で「ソースコードを公開する際にはレーティング表を全て載せてはいけない」事になっています。
しかしPerlはソースコードをそのまま実行する形態で使用されるので、ソースが不完全だと動作しない物になってしまいます。
この規程の根底にあるのはルールブックを購入せずにプレイ出来るような物を作ってはいけないですので、ライセンス条項にルールブックの購入義務が入っていれば、ちょっとは多めにみてくれないかなぁ...と思うのです。
そんな訳で、これらの矛盾を(主に私の自己満足的に)解決する為のものという訳です。
一方で参加者全員が所持していなくてはならない....とするのは乱暴だと感じました。
オンセでは参加者全員がルールブックを持っているのが望ましいですが、ちょっと試しにプレイしてみるというのは良くある話ですし、絶版TRPGなんかの場合には現実的に無理でしょう。
お試しプレイから購入に繋がることを考えても、全て排除は望ましくありません。
ダイスボットを起動する人は、大抵はGMです。
オンセGMがルールブックを持っていない場合は、「買いなさい!」と言いたくなるのはオンセ経験者なら頷ける話だと思います。
実質的には、なんの変化もないライセンス変更だと思いますが、少なくとも「ああ、オンセをやるときにはルールブックって買った方がいいんだな」と、まったく気が付いていなかった人に気づかせる事に繋がれば良いなと思います。
私の感覚では、このライセンスに強い抵抗感があるユーザさんは少ないのではないかと思うのですが、どうでしょう?
実際の変更が何時になるか、私にもハッキリしませんし、ユーザさん達の意見も聞いてみたい所です。
あ、もちろん文章が判りにくいよ!とかのツッコミも含めてね(笑
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